雑草の中にオレンジ色の花が目立って咲いていました。スマホで検索するとキツネノカミソリでした。綺麗な花ですがキツネノカミソリは球根に毒性が強く含まれています。
毒性の成分は、アルカロイドのリコリン、ガランタミンなどで、中毒症状として睡眠作用、痙攣、吐き気、下痢が確認されています。同じ毒性がある植物はヒガンバナ、スイセンがあります。
ヒガンバナといえば、秋に彼岸頃に開花するイメージですが、キツネノカミソリも開花時期は夏になります。
ところでキツネノカミソリは変わった名前ですね。調べてみると2つの説があります。葉の形が剃刀(カミソリ)似て、花色がきつね色(薄い茶褐色)から名付けられたという説。
2つ目は、キツネノカミソリは林の中などで突然花が咲きます。その姿がまるで狐火(夜に人が火を灯さず炎が現れる現象)に見えることから付けられた、という説もあります。いずれにしても昔の日本人はキツネを怖れていたようです。
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