緑色の葉の裏側に緑色のハナグモが隠れていました。普通は花の上で獲物が来るのを待っていますが、雨だったので葉の裏側に避難していたようです。
ハナグモは花に吸蜜に来る昆虫を捕らえるために花で待ち伏せすることが多く、長い第1脚と第2脚を広げてじっと獲物を待ちます。花の蜜を吸いに来た虫が近づくと、長い歩脚で虫を抱え込む様にして捕らえます。
クモの巣を張らないハエトリグモは獲物を捕らえるために積極的に移動しますが、ハナグモは消極的で花の上でじっと待機し、花の蜜を吸いに来るハエやチョウなどの虫を獲られて食べています。
ハナグモは緑色なので毒を持っているイメージがありますが、人間に対しては毒はありません。また噛まれる事があっても問題はありません。ハナグモは害になるクモではなく、むしろ畑や庭の食害する虫を食べてくれたりするので益虫で、人間の役に立っています。
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