カワイイ ナガミヒナゲシ

花・野草・樹木
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国道の片隅でナガミヒナゲシが明るいオレンジ色の花を咲かせていました。ナガミヒナゲシの開花は4月~5月、春も深まり暖かくなった頃です。草丈20~60cm程度、すっと伸びた花茎の先に直径3cm程度のカワイイ花を咲かせます。風が吹くと頼りなく花が揺れる姿は愛らしく、立ち止まって眺めてしまいます。

ナガミヒナゲシは外来種
ナガミヒナゲシは日本の在来種ではなく、日本で野生化した外来種です。原産はアメリカ、北アフリカ、ヨーロッパだと言われています。偶然に輸入の穀物などに種が紛れ込んだ事が考えられます。
ナガミヒナゲシは、日本の風土が合っている様で野生化し定着しました。

ヒナゲシの下で咲いているナガミヒナゲシ

ナガミヒナゲシは繫殖力が強い
ガミヒナゲシは特定外来生物ではありませんが、繁殖力が強く、他の植物の生育を邪魔をするなどの影響があるとされ、その理由は1つの実のなかに1500粒以上の種子が入っているからです。
1500粒以上もの種子が周囲に飛び散り発芽したら、日本の在来種の野草は負けてします。それで各自治体は駆除を推奨している植物です。

アルロカイドと言う毒を持っているので注意する必要があります。

ナガミヒナゲシの毒に注意
ナガミヒナゲシは葉茎にアルカロイドを含んでいます
ナガミヒナゲシを駆除しようと葉茎を傷つけたり折ったりすると特有の乳液が出てきます。アルカロイドと呼ばれる黄色の乳液です、これに触れると人によってはかぶれたり腫れたりすることがあります。直接触らないように気をつけてください。もちろん口に入れるようなことのないように気をつけましょう。もし駆除する時には軍手などをして、肌を保護するようにしましょう。

オレンジ色の小さな花です。

ナガミヒナゲシはかわいらしい草花ですが、繁殖力の強さとアルカロイドという有毒成分を含んでいることを念頭において、上手な付き合い方をしたいですね。

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